2017年06月12日

沖縄で「ビーチコーミング」デビューしよう!

「ビーチコーミング」というホビーをご存知ですか? 海岸を散策して、貝がらや漂着物など、美しいモノ、珍しいモノを拾ったり見つけたりする趣味のこと。「それって、ただの貝がら拾い?」と思わないでくださいね。ビーチコーミングは1年を通じて楽しめ、年齢や体力に左右されることもなく、かつ海への知識や愛着を深めることができる立派なレジャーなのです。 沖縄のビーチコーミングでゲットできる珍しいアイテムの数々、ビーチコーミングのテクニックなど、浜辺でお宝と出会うためのあれこれをお教えします。

 

ビーチコーミングとは

海岸(ビーチ)を櫛で髪をとく(コーミング)ように、丁寧に漂着物を探して回ることからビーチコーミングの名がつきました。拾ったアイテムは飾ったり、標本にしたりしてコレクションします。
 
日本には生息しないはずの貝がらを見つけた時は、世界中をめぐる海流のスケール感に感動できますし、外国の文字で書かれたゴミを目にすると環境保全の大切さを痛感します。

ただ探す、拾うという作業ではなく、環境の大切さを学べるところがビーチコーミングの素晴らしさでしょう。
 
沖縄はビーチコーミングの好スポット。
 
運がよければ海流に運ばれてきた遠い外国産の珍しい貝を見つけることができます。

 

平凡なガラスや陶器の破片も、波に洗われて浜辺にたどり着いた時には、宝石のような魅力を放つ存在に。


 

ビーチコーミングで見つかるモノ

ビーチコーミングでは、どんな素敵なモノが発見できるのでしょう。その一例をご紹介しましょう。
 

美しい貝がら

「ウミウサギ」は磁気のような透明感のある純白の貝がらが魅力。各地でお土産品として販売されている人気の貝がらです。

時に高額で取り引きされることもあるのはアンボイナ貝。沖縄の言葉で「ハマナカー」と呼ばれています。
 
名前の由来は、とても強い毒を持つため、刺されると浜から戻る途中で死んでしまうから。浜辺で拾えるアンボイナ貝の貝がらは、もちろん無毒なのでご安心を。
 
この他にも、アオイガイ(カイダコ)、クモガイ、ホラガイなどたくさんの美しい貝がら、珍しい形の貝がらが沖縄にはあります。
 
宮古島など場所によっては、貝がらの化石を拾うこともできますよ。
 

ヒトデ

魚やサンゴを食べる悪者として扱われがちですが、お土産屋さんではヒトデも立派なアクセサリーとして販売されています。タコノマクラなど、ユニークな形のヒトデを探してみましょう。
 
ヒトデは打ち上げられてから時間が経過し、乾燥しているものを選びます。まだ湿り気を残しているものは臭いを放つことがあるので注意します。
 

流木

インテリアとしておなじみの流木もビーチコーミングで手に入ります。枝の曲がり方や色つやなど、好みの流木を探してみましょう。
 

ビーチグラス

瓶などのガラス製品の破片が長い間、波や砂に洗われて角がとれ、おはじきのような形になったものです。機械に頼らず磨き上げられたエコな工芸品と呼べます。
 
ビーチグラスは、すりガラスのような落ち着きのある風合いをしています。しかし、水で濡らすとガラス本来のキラキラとした輝きを取り戻すのが面白いところ。
 
水色のビーチグラスの多くはコーラ瓶の破片。茶色はビール瓶が姿を変えたものです。さまざまな色のビーチグラスを眺めながら、元はどんな姿だったのだろうと想像する、ゆったりとした時間もまた楽しいものです。
 
ただし、薬瓶には気をつけて。中にどんな薬品が入っていたのか分からないので触らずにおきましょう。


 

ビーチコーミングの必勝(!?)テクニック

波まかせ、運まかせの要素もあるビーチコーミングですが、いくつかの要素をおさえておくと、素敵な出会いに恵まれる確率はアップします。
 

早朝に出かける

浜辺にいくなら朝一番で。海岸によっては清掃が入る可能性があるので、ゴミと一緒に貴重な漂流物がさらわれてしまう前に採集しておく必要があるのです。
 
早朝は観光客が少ないのもメリット。自分だけしか歩いていない、プライベートビーチ感覚を味わうことができるかも。
 

一度歩いたところを逆向きに歩き直す

どんなに目を凝らしているつもりでも、人間ですからどこかに見落としがあります。
収穫がなくても、今通ってきた道のりをまた歩き直してみてください。角度が変わったことで、思わぬ発見があるかもしれません。
 

小潮の時はチャンス

1ヵ月に2回めぐってくる大潮と小潮。理科の授業で習ったかもしれませんね。
 
干潮の満潮の水位差が最も小さくなる小潮の時は、ビーチコーミングのチャンス。漂着物が狭い範囲にまとまるため、探しやすくなるのです。
 

冬でも楽しめる

北風が厳しくなる冬は漂着物が増えるため、ビーチコーミングの好機。ハイシーズンを過ぎてもビーチコーミングは楽しいのです。

 
 

夏休みの自由研究もかねて、今年はビーチコーミングを始めてみるのはいかがでしょう?
 
休み明けに、ビーチコーミングで集めたものでかわいい置き物を作ったら、きっとみんなが驚きますよ!

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Writer紹介

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宮脇 直

アメリカンフットボール専門誌『Touchdown Pro』編集長を経て、2016年夏よりフリーランスのライター兼編集者として活動中。