2017年06月15日

ジュゴンは実はベジタリアン!? ジュゴンを沖縄で見よう!

神秘的な海洋生物のジュゴンは海の人気者! ジュゴンは大好きという方はたくさんいると思いますが、詳しく知っている人は少ないのでは? 実はジュゴンは、たくさんいる海洋生物の中で唯一のベジタリアンなのです。 そんなジュゴンは沖縄の海が大好き。 今回はジュゴンの生態と沖縄の海との関係について紹介します。

 
 

ジュゴンは海のベジタリアン!?

哺乳類動物のジュゴンの体は約3メートル、体重400キロと大きいですが、ジュゴンはいったい何を食べているのでしょうか?
 
とっても大きな体のジュゴンですが、実はお魚は食べません。
 
ベジタリアンのジュゴンは海の中に生えている海藻を主食として食べます。

海草_1
海洋生物で完全なベジタリアンはジュゴンのほかには、ほとんどいません。
 
だから、ジュゴンは「海で唯一のベジタリアン」と呼ばれることがあれば、「海の牛(牛の主食は草ですよね)」とも呼ばれます。

 

哺乳類動物のジュゴンは、ずっと海の中で息を続けることはできません。
 
約6分ごとに海面に上がって、息継ぎをする必要があります。時々、クジラのような尾ひれを上手に使って立って息をするのは有名ですよね。

 

ジュゴンを見る機会があれば、ぜひジュゴンの鼻に注目してみてください。
 
ジュゴンの鼻は像の鼻のように、大きく下に向かっています。
 
この大きな鼻と力強い上唇のおかげで、ジュゴンは海藻を引き抜き、ちぎってむしゃむしゃと食べることができるのです。

ジュゴン_1

ジュゴンのエサとなる海藻は消化をするのが難しいです。そのため、ジュゴンの腸は30メートル近くにもなって、消防ホースみたいに太くなっています。
 
ちなみにですが、海藻ばかり食べるので、ジュゴンはおならもたくさんするんですよ。
 
 

ジュゴンが沖縄の海が大好きな理由

ジュゴンはあたたかい海に生息しています。紅海、インド洋、そして太平洋を含む東アフリカからオーストラリアまでの海で発見されることが多いんです。
 
もちろんジュゴンは沖縄の海も大好き。以前ほど目撃情報が多くはありませんが、それでもいまだに野生のジュゴンを見たという報告があがっています。

 

沖縄の海はあたたかい上に、ジュゴンのエサとなる海藻も豊富にあります。海藻は海の中でとっても重要な働きを3つ行います。
 
1つ目が酸素と栄養を作ることです。
 
海藻も植物なので生長するためには、光合成をおこなう必要があります。
太陽の光を浴びて光合成が行われると、酸素と栄養を作ります。

 

2つ目の働きが、水をきれいにすること。
 
海藻には水の汚れとなる原因を吸収するという働きがあるのです。
だから海藻が豊富にある沖縄の海は、透き通っていてきれいなのですね。

 

3つ目の働きが、海藻は海洋生物たちの食べ物になれば、すみかにもなるということ。
 
ジュゴンのほかにも海藻を餌とする海洋生物はたくさんいます。海藻が多ければ、それだけたくさんの海洋生物が住めるということです。
 
 

「ジュゴンの見える丘」で野生のジュゴンを見ることができる?

沖縄県名護市には「ジュゴンの見える丘」という高台があります。
 
「ジュゴンの見える丘」はガイドブックにはあまり載っていない隠れスポットです。
「ジュゴンの見える丘」から見ることができる光景は、まさに絶景。
 
沖縄のエメラルドグリーンの海が目の前に広がります。

 

昔は本当に「ジュゴンの見える丘」からジュゴンを見ることができたそうです。

立って、海面から頭だけ出している野生のジュゴンの姿を見ることができたら感動ものですよね。
 
今も全く可能性がないというわけではありません。
 
きれいな海にはジュゴンの大好きな海藻がたくさんあるということ。

つまり、「ジュゴンの見える丘」から見える海はジュゴンにとって完璧な環境というわけです。
 
もしかしたら、沖縄でなら野生のジュゴンを見ることができるかもしれませんよ。

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Writer紹介

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奥川

フリーランスのウェブライター、英語・スペイン語翻訳家。アルゼンチン人の妻との結婚を機に南米アルゼンチンへ移住。現在は妻と息子の3人でほのぼのと毎日を過ごしています。