2017年04月06日

危険! 興味本位で触ってはいけない海洋生物たち

食うか食われるか。自然界は弱肉強食の世界ですが、沖縄の海も例外ではありません。 自分の身を守るために毒を持つ生き物も。危険な海洋生物のなかからアカエイ、ダツ、オニカマス、アンボイナガイ、オニヒトデについてご紹介します。その強烈な毒や鋭い口先、尾などで人間を死に追いやることも。 くれぐれも興味本意で触れないように!

 

尾に毒、海底のアカエイを踏まないように!

体長は2メートルほどで、暖かい海の沿岸部浅瀬に生息します。
普段は海底でじっとしていて、潮の流れに身をゆだねています。体の色は海底と同色で、それはサメなどの天敵から身を守るため。
また、アカエイのアゴの力は強く、貝を噛み砕くほどです。

 

さて、アカエイの代名詞といえば、その恐ろしい尾です。
尾の付け根にはナイフのようなトゲがあり、間違って踏むと大変。
 
トゲには神経毒があり、刺さると抜けにくい構造をしています。
古代ギリシャでは麻酔毒として使用されていたという話があるほど、アカエイの毒は強力なのです。

 

なお、アカエイに刺されて死に至るケースもあるようです。
シンガポールの水族館でスタッフがアカエイに胸を刺されて死亡したという報道もありました。
ただ、相手を狙っての攻撃的な姿勢というよりも、反射的な防衛本能が働いたといわれています。
 
よほどのことがない限り、毒針を使うことはないとのことですが、興味本意では決して触らない方がよいでしょう。
アカエイ
 

時速60kmで突進するダツ、鋭い体が突き刺さると…

矢のようにとがった体。これがダツの怖さ。
光に集まる習性があり、夜に光を見つけると突進してきます。
そのスピードはなんと時速60kmともいわれます。
 
夜間に潜水をしていたひとが、光に反応したダツが猛突進してきて巻き込まれてしまう事故が起きた例もあります。
そして怖いのが、突き刺さるとえぐるように回転するともいわれるところ。
刺さったら大事故につながります。
 
 

大きなカマス、その名はオニ(鬼)カマス

オニカマス、英語名ではバラクーダといいます。
オニ(鬼)というのは動物名では「大きい」を意味するのでオニカマスとはつまり、大きいカマスです。
体長は最大で約2メートル
 
別名、毒カマスと呼ばれ、毒を持っています。鋭利で、中央部に切り込みのある尾びれの形が特徴的です。

 

なお、アメリカのフロリダでは女性が1.2メートルほどのオニカマスに胸を噛まれ、大けがをしたという報道もありました。体長1.2メートルでもこの脅威。体長が2メートルならどうなるのでしょうか。
魚群
※写真はカマス
 

人を死に至らしめる、アンボイナガイの毒

殻の大きさが10センチほどの大きな巻き貝。赤茶色の網目模様をしています。
矢舌という毒針でエサとなる獲物を捕ります。
アンボイナガイは夜行性ですが、誤って手に取ってしまうと刺されてしまうこうともあります。

 

そして、その毒は死亡例があるほど強烈。
刺されてしまうと手足のしびれや、めまいや吐き気をもよおします。
もっとひどいケースでは、目のかすみや呼吸麻痺で死にいたることも。
もし刺されてしまったら、海から出て毒が広がらないように安静にさせ、医療機関で治療を受ける必要があります。
 
 

サンゴを食い荒らすオニヒトデ、刺されると強烈な痛みも

全身がトゲで覆われているヒトデで、大きさは30~40センチと大型。
色は灰色、オレンジ、青など。サンゴ礁に生息しサンゴを食い荒らすことで有名です。
沖縄でもオニヒトデが大量発生し、大きな被害を受けています。
和歌山ではサンゴが消滅した地域も。

 

沖縄県や関係機関、ボランティア団体などが一体となり対策に当たるなど、被害は深刻です。調査ではオニヒトデの大量発生は広域に広がっているとのことです。

 

オニヒトデに刺されると強烈な痛みがあります。数時間、ひどい時は数日間も痛みが続くことも。むやみに素手で触れないようにしましょう。
オニヒトデ

海に行くと、ついはしゃいでしまいますよね。
でも、そこには自然の掟もあります。
 
楽しさも危険も両方あるのも、また海の魅力のひとつです。
危険を知っておくことで、より思いっきり海で遊ぶことができますね!
 
それでは、よい旅を!

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「こんにちは!ジンベエさん」編集部

ジンベエザメや沖縄の海のこと、ジンベエジェットなどの情報をみなさんに届けるために日々奮闘中。