2017年04月10日

「世界最大の空飛ぶサメ」を見に行こう

「世界一」と聞くと、どうにも気になってしまいませんか? 毎日どこかで何かしらの世界一が生まれ、ギネスブックは更新し続けられているでしょう。今回取り上げたいのは「世界一の魚」について。世界一がどれくらいすごいものなのか、身近なものと比較しながら紹介します!

こんなにたくさんある「世界一」!

世界一とひとことで言っても、その種類は様々です。

世界一速い魚や世界一小さな魚、世界一大きな魚に世界一長い魚など。
なにか比べるものがあるなら、どこかにその「世界一」がいるんです。いろいろな「世界一」を集めているギネスブックをのぞいてみながら、早速見てみましょう!
 

世界一速い魚

世界一速い魚は「バショウカジキ」といわれています。
世界中の温暖な地域に住むバショウカジキは、ギネスブックによるとなんと時速109kmものスピードで泳ぐのだそうです。

ちなみにヒトの中で最も速く走る「ウサイン・ボルト」は、2009年の世界選手権の100m走で9.58秒という記録を出しています。
これは時速になおすと時速37.57kmほどとなり、バショウカジキの109kmには遠く及びません。

早く走る動物として有名なチーターですら、その速度は時速100kmほどといわれており、一般的な電車の平均速度は80km前後と、バショウカジキのスピードは目を見張るほどだということが分かります。
 

世界一小さな魚

2005年にワシントン大学で発表された研究によると、世界で最も小さな魚は「ポトコリヌス・スピニケプス」というオニアンコウの仲間のオスだそうです。
オニアンコウとは、いわゆるチョウチンアンコウ類として知られる深海魚の仲間で、なんでも成魚(大人の魚)でも体長が6.2mm程度しかないそうです。

「独立行政法人 産業技術総合研究所」のデータによると、ヒトの小指の爪の付け根から先端までの長さが平均12mm前後。幅が8mm前後だそうです。
硬貨とくらべてみましょう。1円玉の直径がおよそ20mm。5円玉の真ん中に開いている「穴の直径」が5mmほど。

小指の爪よりも小さく、5円玉の穴の直径と同じくらいの大きさくらいしかないなんて、小さすぎます! 泳いでいる姿を見つけるほうが大変そうですね。

※5円玉と比べたポトコリヌス・スピニケプスのイメージ
 
 

世界一大きな魚

世界一大きな魚は「ジンベエザメ」です。1949年にパキスタンの近くで撮影されたジンベエザメは12.65mもの大きさがあったそうです。
世界中の熱帯・亜熱帯地域の海に広く生息しています。大きな体で、「サメ」とは言いますが、好物はプランクトンで、ダイビングのときには近くに寄ることができるほど性格はおとなしい魚です。

12m級というと、ビルでいえば3階〜4階くらいの高さになります。高さにすると、12mの規模感がイメージできそうです。

長さで12mをイメージするなら、バスがいい例になるでしょう。
観光地などでよく見かける大型バス、それがちょうど12mくらいになります。大型バスと同じくらいの大きさと考えると、かなりの大きさですね。海の中で出会うと驚いてしまいそうです。
 
 
※バスと比べたジンベエザメのイメージ

なお、歴史上最大の大きさの魚というと、中生代ジュラ紀(約1億5500万年前)に存在した魚で「リードシクティス・プロブレマティカス」といいます。
一部の化石しか見つかっていないために大きさは推定になってしまいますが、少なくとも20mを超えるほどの大きさであったはずだと言われています。
現在生存する魚で最大のジンベエザメのおよそ2倍もの大きさになるそうです。
 

世界一大きな生き物では?

 
さて、ここで気になるのが「魚以外も含めたら、世界で一番大きな生き物ってなんだろう?」ということではないでしょうか?
大きな生き物としてイメージされる「クジラ」は哺乳類なので、ここまでは入ってきていません。世界一大きな生き物を見てみましょう。
 

世界最大の動物

哺乳類なども含めた、世界で最も大きな動物を調べてみると、やはり「シロナガスクジラ」になるようです。

ギネスブックの記録では、1947年に27.6mにもなるシロナガスクジラを測定したそうです。
また、27mを超えるほどの大きさは、恐竜の時代も含めた歴史上の全ての生物の中でも最も大きな動物になります。
首の長い恐竜として有名な「ブラキオサウルス」でも、25mほどだったとか。

バスケットボールのコートが長い方で28mほど。体育館いっぱいの長さにもなると思うと、なんだかウソみたいな大きさに感じてしまいます。
 

世界一大きな空飛ぶサメ!?

 
さて、いろいろな世界一を見てきましたが、今回、実はもう1つ紹介したい「空飛ぶ魚」があるんです。
なんでも、全長が36mを超えるほどもあるんだとか。更に速さは毎時798kmにもなるそうです。

シロナガスクジラよりも大きくて、バショウカジキよりも何倍も速いサメ??
「世界一大きくて、しかも空を飛ぶサメ」がいるとしたら、信じられますか?

それが「ジンベエジェット」。JTAが誇る「空飛ぶジンベエザメ」です。ジンベエジェットの大きさは全長36.4m、全幅28.9m、全高11.1m。
これは偶然にも美ら海水族館の黒潮水槽の大きさ「深さ10m、幅35m、奥行27m」とちょうど同じくらいなんです。

ジンベエザメの好物はプランクトンですが、ジンベエジェットの食べ物は「燃料」。1秒間に1リットルほど食べます。
1秒で牛乳1本分を飲むと考えると、なかなか食いしん坊ですね。

ジンベエジェットには、オスの「ジンベエジェット」とメスの「さくらジンベエ」の2種類があります。
いつでも見られるわけではないので、2種類同時に空港で見かけたあなたには、もしかしたら何か「いいこと」があるかも!?

ジンベエジェットはJTAと美ら海水族館の共同の取り組み。JTAの「ジンベエジェット」と美ら海水族館の「黒潮水槽」、それぞれのシンボルが同じくらいの大きさなんて、不思議な偶然です。

ジンベエジェットを見かけたときや、美ら海水族館の黒潮水槽の前に立った時、それぞれの大きさのことを思い出してみてね。

この記事をシェア

Writer紹介

Avatar Image

「こんにちは!ジンベエさん」編集部

ジンベエザメや沖縄の海のこと、ジンベエジェットなどの情報をみなさんに届けるために日々奮闘中。