2017年03月09日

沖縄に行きたくなる! 心がワクワクするサンゴ礁の真実

映画や写真で見るサンゴ礁も美しいですが、実物を見るとあまりの美しさに言葉を失います。サンゴ礁のある光景は地球上で最も美しい場所のひとつと言っても過言ではありません。
そんなサンゴ礁ですが多くの人に知られていない驚きの事実がたくさんあります。
今回は美しいだけではないサンゴ礁のワクワクするような真実をご紹介します。

サンゴとサンゴ礁って違うの?

実はサンゴとサンゴ礁は同じものではありません。サンゴは植物ではなく動物なのです。刺胞動物のサンゴはクラゲとイソギンチャクの仲間の一種です。サンゴには多くの種類が存在していますが、サンゴ礁をつくる造礁サンゴ、単体で生息する非造礁サンゴの大きく二つに分類できます。造礁サンゴを構成するのは、本体のポリプと石灰質で出来た骨格です。
そんな動物の造礁サンゴが積み重なって出来た地形のことをサンゴ礁と呼びます。サンゴ礁には多様な生物が住むので「海の町」と表現されることもあります。
 
世界中で確認されているサンゴの種類は約800種類といわれています。サンゴは、共生する褐虫藻(かっちゅうそう)が光合成で生み出した栄養を得て生活しています。サンゴに必要なエネルギーの約90%はこの褐虫藻の働きのおかげで得ることができています。残りの10%はポリプについている触手で捕まえるプランクトンから得たものです。

 

サンゴ礁が魚たちのオアシスである理由

サンゴ礁には多様な生物が共存しています。魚やカニ、海藻、バクテリア、そして細菌等の100種類、場所によっては1000種類以上もの海の生物がサンゴ礁で生活をします。サンゴ礁は海の生物の家みたいなものです。小さなカニは住みかとなる穴を掘り、魚たちは隠れることができる割れ目を見つけます。そしてサンゴ礁に住む生物たちは、社会で共同生活を行う我々人間のようにそれぞれの役割を果たすのです。例えば海藻と藻を食べる魚たちは、サンゴを窒息させる可能性がある成長が早い海藻を食べてサンゴを助けています。生物たちはサンゴ礁に住むと同時に、町であるサンゴ礁を守っているのです。サンゴ礁は生物たちに餌を見つけることができる場、脅威から隠れることができる場所を提供しています。そんなサンゴ礁は海の生物にとって砂漠の中のオアシスのような存在です。

 

サンゴと人間の大切な関係

サンゴ礁に住む海の生物たちはサンゴ礁を守っています。人間もサンゴ礁の恩恵を受けているので、サンゴを守らなければいけません。
現在サンゴ礁が直面している大きな問題は白化現象です。サンゴ本来の色は白で、サンゴの美しい色は褐虫藻の働きによってできた色なのです。しかし地球温暖化による海の温度が上昇することが原因となって褐虫藻がサンゴから逃げ出しています。褐虫藻が逃げ出したサンゴは元の白色になり、十分な栄養を得ることができずに死んでしまいます。これを白化現象と言います。
 

そんなサンゴ礁を守るために私たちができることは

たくさんあります。例えばサンゴを守る活動を行っている団体に参加したり、日常生活でもゴミの量を減らしたり、電気を節約したりすることは地球温暖化防止になり、結果的にサンゴを守る行動につながります。未来の人類、サンゴに住む海の生き物、そしてサンゴのためにも小さなことから行動を起こすことが大切ですね。
 

沖縄サンゴ礁は1度は見ておきたい美しさ!

世界中にサンゴ礁は生息していますが、沖縄のサンゴ礁は世界有数の美しさを誇ります。沖縄には世界中に生息するサンゴの約4分の1の200種類ものサンゴが存在しています。豊富なサンゴ礁が演出するカラフルな光景は死ぬまでに1度は見ておきたい美しさです。
 
沖縄の海が透き通って綺麗なのはサンゴ礁のおかげです。光合成をおこなう褐虫藻の働きでサンゴ礁は海中にある二酸化炭素を吸収して綺麗な酸素とミネラルを海中に出します。豊富なサンゴ礁が行うこのサイクルのおかげで沖縄の海は透き通る美しさを保っているのです。

 

沖縄ではサンゴウォッチからサンゴ育成の様子まで楽しむことができる

沖縄には「さんご畑」というサンゴの養殖を行っている施設があります。ここではサンゴの成長の様子、サンゴと海の生き物たちが協力し合って生きている様子を観察することができます。他にもサンゴの苗を作ることができる施設や、ダイビングしてサンゴを観察するだけではなく、サンゴの苗を植えることができる施設もあります。サンゴを思う存分楽しむことができるのが沖縄なのです。

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Writer紹介

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奥川

フリーランスのウェブライター、英語・スペイン語翻訳家。アルゼンチン人の妻との結婚を機に南米アルゼンチンへ移住。現在は妻と息子の3人でほのぼのと毎日を過ごしています。