2017年05月18日

ジンベエジェットのペイントについて知ろう

先日、日本トランスオーシャン航空が発表した「新ジンベエジェット」。特別塗装機「ジンベエジェット」の次世代機が、2017年11月ごろから就航します。今から楽しみなんですが、この「特別塗装機」という聞き慣れない言葉を見ながら、ふと思いました。 そういえば、飛行機のペイントってどうやっているんだろう? 最近では、ラッピングバスのような、絵やキャラクター、写真などが描かれたバスや電車もよく見かけるようになりました。 ですが、飛行機はもっと大きい上に表面は平らではありません。どのようにペイントしているんでしょうか? というわけで、今回特別に現行のジンベエジェットの、塗装中の画像を公開します!

 

飛行機のペイントの役割って?

空港を華やかに彩る、様々なデザインの飛行機。見ているだけでも楽しくなります。

飛行機の塗装は、デザインとしての役割だけではなく、実は機体の表面を「保護する」という役割も持っているんです。
 
時速800km〜900kmというスピードを出す飛行機では、雨や雹(ひょう)でも機体にダメージを受けます。
 
また、気圧の低い上空では、機体が膨張します。そのため、飛行を繰り返す度に機体がふくらんだり戻ったりするんです。
 
さらに、飛行している高度1万メートルもの高さでは、地上とは全く環境が異なります。
それは、紫外線。
上空から私たちのいる地上に届くまでに、空気などによって散乱されて、紫外線の強度は弱くなります。高度1万メートルだと空気が薄くなるので、その分紫外線が強くなるのです。
 
その紫外線が、塗装にダメージを与えるのです。

一部の色があせた車を見かけたことはないでしょうか? 塗装にダメージを受けると、あのようになるんです。

 

そのため飛行機のペイントでは、伸縮性があって紫外線にも強い特殊な塗装で、上空1万メートルの過酷な環境から機体を守る役割も持っているのです。
 

どうやって大きな飛行機にペイントしているの?

ところで、あの大きな飛行機へのペイントはどのように行っているのでしょうか?
 
大きな機械で?
 
答えはいいえ。
 
なんと、実はほとんどが人の手で行われているのです! スプレーガンやローラーなどを使って、多くの人が手作業でペイントをしています。
 
飛行機の模型を作ったことがある人もいるのでは? それがもっと巨大になったものだとイメージしてみてください。

なんとも途方に暮れそうな…壮大な作業です。職人技ですね。

 

さて、それではお待ちかねの「ジンベエジェット」の塗装を見てみましょう!

ジンベエザメの斑点を付ける前の写真です。
 
機体の周りにたくさんの階段を取り付け、その上に人が登って色を塗る作業をするんでしょうね。

わかりますか? 少し、ジンベエザメの背びれの部分が見えてこないでしょうか?
 
完成したジンベエジェットと比べてみましょう!

いかがですか? ジンベエザメの背中からゆるやかに盛り上がる背びれや、尾びれにかかるカーブが見えてきませんか?

 

飛行機の塗装のような大掛かりなペイントの場合、1色ずつ塗っていくんだとか。斑点やお腹の部分の白い場所は、これから塗っていくところなんでしょうね。

周りに人が全然いないのは、きっとペイントを乾かしている最中なのではないでしょうか。
 
ジンベエジェットで使用されている「青」は、ジンベエジェット用に色を配合した「特別な青色」なんだそうです。
 
飛行機へのペイントは塗料の厚さが均一に0.1mmになるように塗っていくんだとか! とても丁寧な、職人さんならではの技ですね。

 

今回お見せできる塗装のシーンはこの3カット!
 
「もっと見たい!」と思うみなさんの気持ちもよく分かります! 少し、少し待っていてください!
 
このサイトでは、「新ジンベエジェット」の塗装の様子もご紹介できる予定です。

いまから楽しみで、ワクワクしますね!

 

さて、紹介したジンベエジェットは、実は「いつでも乗れる」というわけではありません。
 
「ジンベエジェット」と「さくらジンベエ」はそれぞれ1機ずつ。各地を毎日飛び回っています。
 
乗れた方は、「ラッキーな人」とも言えるでしょう! どの便がジンベエジェットなのか、詳しくは「運航情報」を見てね!

 

人の手で、丁寧にペイントされていると思うと、次にジンベエジェットに会えたときに、見る目が少し変わりそうです。
 
それでは、よい旅を!

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「こんにちは!ジンベエさん」編集部

ジンベエザメや沖縄の海のこと、ジンベエジェットなどの情報をみなさんに届けるために日々奮闘中。