2017年03月09日

銀色に輝くクロマグロ 味も値段も金メダル級!

クロマグロ(太平洋クロマグロ)は別名「本マグロ」とも呼ばれ、日本人にとって非常になじみのある魚です。
マグロはお寿司(すし)の主役であり、クロマグロがなかったら、お寿司屋さんは成り立たないほどです。食用としてとても人気のクロマグロ。その一方で、絶滅の危機にもさらされています。クロマグロの魅力と、彼らの現状について、じっくり見ていきましょう。

銀色に輝く美しいボディが魅力!

マグロと聞くと、お寿司のことばかり考えてしまうかもしれませんが純粋に泳ぐ魚として見ても、とても美しい存在です。
クロマグロは、体長約2.5メートル、体重は大きいもので300キロ以上にもなります。世界のマグロのなかでも最大の魚です。その大きい体の迫力と、銀色に輝く美しさは、すばらしいのひと言です。
その大きな体を保つために、とてもたくさんのエサを食べます。小魚やイカ、ウナギなどの海中動物にくわえ、プランクトンまで食べています。
 

巨体のわりに、泳ぎは速い!

クロマグロは、トレードマークである三日月形の尾ビレをたくみに使い、時速70キロほどで泳ぐことができるといいます。その体には速く泳ぐための特徴が多くあり、泳ぐときに背ビレと胸ビレをたたんで、水の抵抗を少なくすることができます。また、海水の中で体の抵抗を減らすため、ウロコはうすくなっています。
 

食用としても高価!

食用としても、クロマグロはとても高価です。特に日本はお寿司の国なので、日本はもっとも多くマグロを消費する国のひとつ。たとえば2013年の1月、東京でクロマグロ1匹が、1億5千万円以上で売れたことがありました。いくら大きなクロマグロとはいえ、びっくりする値段ですよね。これ以外にも、数千万円単位で取り引きされることが、しばしばあります。
マグロに人気があること自体はいいのですが、それによりマグロの獲りすぎが引き起こす問題もあります。

 

近年は絶滅の恐れが…

人々があまりに多くのクロマグロを獲りすぎたため、クロマグロは絶滅(ぜつめつ)の危機にあるのです。
日本で需要があるのはもちろんですが、近年は欧米(ヨーロッパ・アメリカ)でもお寿司の人気が高まっています。さらには人口が多い上に経済発展がすすんだ中国などでも、マグロの消費は増えています。
現在、クロマグロの総数は、もっとも多かった時代の数分の1に落ち込んでしまっているといいます。
このままでは絶滅しかねないクロマグロ、なんとか守っていくためにはいったいどうすればいいのでしょうか。
もちろん、最大の消費国である日本が、できるかぎりクロマグロの消費をおさえる必要があります。しかし世界的に(お寿司の人気が広まったこともあって)クロマグロの消費が増えていることを考えると、世界各国が協力しあって、クロマグロの漁獲量をおさえていく必要があるでしょう。
 

マグロの養殖 日本人の挑戦

大好きなクロマグロを食べつつも、なんとかして数を減らさず、絶滅させない方法はないか。
そんな思いから、日本ではクロマグロを人の手で増やし、育てる「養殖」がはじまっています。
特に期待されているのは、卵から育てる「完全養殖」です。
 
人間の手で、タマゴの段階からマグロを増やすことができれば、そのぶん自然のマグロをとらなくてすみます。
養殖の発展によって、クロマグロの漁獲量を減らすことにつながるのではと期待されているのです。
日本人の食生活に欠かせないクロマグロ。絶滅してしまわないために、私たち人間こそが、真剣に保護に取り組む必要があるのでしょう。
おいしいクロマグロに感謝しつつ未来のことも、考えていきたいですね。

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「こんにちは!ジンベエさん」編集部

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