2017年05月22日

着いたその晩からOK! 沖縄ナイトダイビング

海は二本立て映画と同じ‐。 昼と夜では演目も役者も違います。 昼間活動していた魚たちはサンゴの間で眠りにつき、代わって日中にはまったく姿を見せなかった魚たちが活躍を見せるのです。 沖縄の海を完璧に満喫したいなら、夜に潜るナイトダイビングや、日没に潜るサンセット・ダイビングをぜひ体験してみましょう。 ダイビングのライセンスが無くても潜れるナイトシュノーケルもありますよ。 ショップによっては午後の那覇到着でもナイト&サンセット・ダイビングを楽しめるスケジュールを用意しているので、短期ツアーでも「せっかく沖縄に来たのに1日しか潜れなかった」という心配はありません。 ナイトダイビングなど夜のアクティビティの紹介や注意点、華麗な海の夜の魅力をご紹介しましょう。

 

海中ナイトシアターへようこそ

ようこそ、海の劇場へ‐。
 
ここでは、昼間のダイビングでは決して見られない魅惑のショウをご覧いただけます。
 
例えばエビやカニ、ヤドカリたちにとっては夜こそが舞台。泳ぎが達者でないため昼の海では捕食者にされてしまう彼らですが、夜になると精力的にエサ探しをはじめます。
 
ブダイの仲間は夜になるとシャボンのような膜を作り、それに全身を包んで眠りにつきます。
 
昼間の主役であるサンゴは夜でも見物。ポリプと呼ばれる器官を伸ばして餌のプランクトンをつかまえる姿を見られますし、6月頃には運がよければ産卵シーンに立ち会えることも。
 
雪のように水中を舞うサンゴの卵は「サマースノー」と呼ばれています。

 

日没前にエントリーするサンセット・ダイビングもおすすめ。日没の時間帯になると特別の行動を見せる生き物たちがいるからです。
 
沖縄ではニシキテグリの産卵が有名で、専門のツアーも組まれています。サンゴの産卵より遭遇率が高いのが魅力です。浜辺では水中でホタルのように光る夜光虫を見かけることも。
 
思いがけない海の生き物に出会えるのがナイトダイビングの醍醐味です。
 

こんなにある! 夜の海のレジャー

ナイトダイビング
ダイバーにとってナイトダイビングは特別。
 
既に何度も潜っており、よく知っているはずのポイントでも、視界の限られる夜はまったく違う風景に感じられるからです。
「非日常」のワクワク感を求めて、積極的にナイトダイビングする方も少なくないようです。
 
短期間しか沖縄に滞在できない方、すぐにでも1本潜っておきたいという方のため、午後に那覇空港到着、そのままサンセット&ナイトダイビングができるというツアーもあります。
 
足の届く浅瀬で行うナイトシュノーケルもよいですね。ライセンス不要で泳ぎの得意でない方も参加できます。
 
時々、水面から顔を上げて満天の星を眺めてみたり…。
 
ナイトダイビングがアクティブな冒険だとしたら、ナイトシュノーケリングはゆったり楽しむ癒しの時間と呼べるでしょう。
 
また、近年登場した新しいウォーターレジャー、「SUP」も見逃せません。

SUPとは「スタンドアップパドルボート」の略。サーフボートより浮力の高い船型のボードに立って乗り、パドルで漕ぎ進んでいきます。

スタンドアップパドルボート

人間が歩くほどのスピードしか出せないかわりに、ゆったりと楽しめるのがポイント。
 
ボードの上に寝そべってヨガをすることも。スポーツとヒーリングのどちらも楽しめるのがSUPなのです。星空の海で行うナイトSUPのツアーはおすすめですよ。
 
この他、ナイトカヤック、ナイトカヌーなど沖縄全域でさまざまな夜のアクティビティを体験することができます。夜の海でモリを突いて「とったどー!」を実現するユニークなツアーも企画されていますよ。
 

ナイトダイビングの注意点

夜の海はもちろん真っ暗。視界はライトのあたる場所に限られるため、昼間よりさらに慎重な行動が求められます。

夜間のダイビング

ナイトダイビングでは事前の講習をしっかり受け、インストラクターの指示に従って行動しましょう。
 
ショップのインストラクターは皆、ナイトダイビング専用のライセンスを取得しているので安心です。
 
着いたその晩に潜ることもできるナイトダイビングですが、移動の疲労から思わぬアクシデントが起こるリスクも決して存在しないわけではありません。
 
万全のコンディションでナイトダイビングを満喫するなら、日中に1本潜って身体を慣らしておく、余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。また、当日飲酒してしまった場合は各種アクティビティに参加できません。
 
ルールを守って夜の海を満喫してくださいね。

 
 
それでは、よい旅を!

 

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Writer紹介

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宮脇 直

アメリカンフットボール専門誌『Touchdown Pro』編集長を経て、2016年夏よりフリーランスのライター兼編集者として活動中。