2017年11月27日

やっぱり面白い!ナンヨウハギの驚きの事実

映画の主役にもなったナンヨウハギは海の人気者。鮮やかな体の色が美しいナンヨウハギには知られざる一面がたくさんあります。お茶目な青色の魚だと思われがちですが、実は危険な一面もありました。今回は知ると実物を見たくなるナンヨウハギの驚きの事実を紹介しましょう。

ナンヨウハギのプロフィール

ナンヨウハギといえば、鮮やかな青色の体が特徴です。

体の大部分は青、目から尾にかけて黒のラインが入って、尾とヒレは明るい黄色をした美しく目立つ魚です。
 
ナンヨウハギの大人と子供の見分け方をご存じでしょうか?
 
実は簡単に見分けることができるんですよ。青みのある黒色の細いラインが背びれにそってあったら、それは大人の証拠

 

大人のナンヨウハギの平均体長は12~38㎝、体重は600グラム程度です。

カクレクマノミと同様に、小さな魚のイメージがありますが意外と大きいんですよ。
 
ナンヨウハギは世界中の海に生息しています。

基本的には、太平洋。でもインド洋、東アフリカ、そしてミクロネシアでも発見されています。

ナンヨウハギ

ナンヨウハギの住みかは海岸沿いのサンゴ礁。サンゴ礁を家にする海洋生物と言えば、カクレクマノミですよね。

ナンヨウハギとカクレクマノミは現実世界でも固い友情を築いているのかもしれません。

ナンヨウハギはサンゴ礁の命を救う

サンゴ礁を住みかとする生物たちは、家と食料を与えてもらう代わりに、サンゴ礁に恩返しをします。

それは、ナンヨウハギも同じ。そして、ナンヨウハギの働きは非常に重要なものです。

 

ナンヨウハギはサンゴ礁に生える余分な藻(も)をエサとして食べます。

藻が成長しすぎると、サンゴ礁は息をすることができなくなり、死んでしまう可能性もあるのです。
 
そのため、ナンヨウハギはサンゴ礁だけではなく、サンゴ礁を住みかとしている海洋生物も救っていると言うことができます。

サンゴ礁と魚たち

ちなみにナンヨウハギの歯は小さいですが、非常に鋭いです。

この歯のおかげで、藻を上手に食べることができています。

ナンヨウハギはいつも青色じゃない!?

映画や水族館で見るナンヨウハギは青色のものが多いですよね。

でも、実はナンヨウハギは他の色になるときがあるんですよ。

 

そのときが、夜。

 

夜になると肌の色素と光の反射の仕方が変わり、白みのある紫色になります

科学者たちは、ナンヨウハギの神経系は夜になるとあまり活動しなくなり、それが見た目の色にも影響を与えていると考えています。

 

また、子どものナンヨウハギは明るい黄色なんですよ!

成長するにつれて、体の色も暗くなるのです。

ナンヨウハギは絶対に食べちゃダメ

ナンヨウハギの尾ひれには毒があります。

尾ひれを食べてしまうと、シガテラ中毒や食中毒になる可能性があります

命を失う可能性があるほど強力な毒ではありませんが、食べてしまうとひどい下痢に襲われるでしょう。

ナンヨウハギをたまたま釣れても、食べるようなことはせず、海に帰してあげましょう。

超危険!ナンヨウハギに要注意

映画のナンヨウハギはおっとりしていて、とても優しいですよね。
 
でも、実物は…イメージと少し違うかもしれません。
 
まず、先ほど紹介したように尾ひれには毒があります。

そして、その尾ひれには鋭いトゲがあり、触った相手に強い痛みを与えるのです。

 

もともと、ナンヨウハギは大人しい性格です。

敵が現れたら、すぐにサンゴ礁に隠れてしまうほど怖がり。
 
しかし、ときにはサンゴ礁の中から出る必要があります。

そして、一度サンゴ礁から出ると海には危険がいっぱい。ナンヨウハギの鋭いトゲは敵から身を守るためにあります。

やっぱり面白い!死んだふりが得意なナンヨウハギ!

ナンヨウハギは社交的な海洋生物です。
 
1匹で行動することは少なく、2匹のペアや小さなグループで行動します。

よく、10~12匹のナンヨウハギが一緒に行動している姿を見ることができますよ。

 

映画と同じく愛想のいいナンヨウハギは、とっても優秀な役者さん。

天敵と出会ったら、バタッと横向きになって死んだふりをします
 
死んだふりをしたナンヨウハギは天敵が過ぎ去っていくまで、微動だにしません
 
その演技力は、まさにアカデミー賞主演俳優賞に値するでしょう!

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「こんにちは!ジンベエさん」編集部

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