格闘技のジムに初めて行こうとする時は「怖い」と思う人も多いでしょう。
気持ちは分かりますが、そこで止めてしまっては何も変わらない。
なので、ここでは格闘技のジムの門を叩こうとしている方に最初の心理的ハードルを越える為のアドバイスをしたいと思います。

僕は格闘技歴だけは長くて15年くらい打撃、1年くらい寝技をやってて、でも別に強くはないです。
そんな一般人視線からの言葉です。
格闘技のジムは怖いのか?

格闘技のジムが怖いから入会しようと思ったけど二の足を踏んでいる。
多分、それかそれに近い状況なので、この記事を見てもらってるんだと思います。
結論的には格闘技のジムは基本的に怖くないので安心して下さい。
格闘技のジムが怖いのではなく、貴方が怖いと思っているだけです。
格闘技のジムと言いますが、基本的には商売でやってますから、会員が増えないと食っていけない。経営が成り立たない。
なので、人が入りにくい空気は商売としてアウトなんです。
よって基本的にどこのジムも、MMAでも柔術でもキックでもボクシングでもムエタイでも、フレンドリーで楽しいですよ!
(もちろんジムによります。全国に何百、何千とある格闘技のジムの中には雰囲気が悪くて怖いジムもあるでしょうが…)
気になるジムがあったら、試しにそのジムのインスタか何かを閲覧してみましょう!
まあ商売の為の広告として運営している側面もありますから2割くらいは盛られていると思いますが、皆笑顔で楽しそうです。

本当に怖いジムだったら、造り笑顔でも笑顔は作れません。
なので、大丈夫です。
格闘技のジムは怖くない。
貴方が入ろうとしているジムも怖くない。
格闘技のジムだけじゃなくて、初めてのものは全部怖い。

ちなみに話が少し広がりますが、格闘技のジムだけじゃなくて初めてのものは何でも怖いと思います。
それが未知のものであり、自分が情報や知識を持っていないからです。
自分にとって得体の知れないものは皆怖く感じるんです。
僕は小学生の時にピアノを習っていましたが、最初に教室に行く時は怖かったです。
小学校5年生から1年間だけ地元の少年野球チームに入りましたが、やっぱり最初に行く時は怖かったです。
僕が格闘技を始めたのは大学時代にボクシングジムに行ったのが最初ですが、やっぱり1回目の練習で初めてジムに行く時は怖かったです。
何が言いたいかというと、初めてのものは格闘技とか関係なしに皆怖いんです。
なので、格闘技だけ特別に考えないで欲しいです。
バイトで最初のシフトに入る時も、初めてのデートの時も皆心の中では怖がってるんです。
格闘技のジムの実態。

ここで格闘技のジムの実態に話を戻します。
ここまで「怖くない」と言い続けましたが、具体的に話さないと信用してもらえませんからね。
僕は1つのボクシングジムと3つのキックボクシングジムに所属した事があります。

転勤族だった過去があるから色々なジムに入会しました。
そんな僕が見て触れてきたものを語ります。
ジムによって多少の違いはありますが、まあ大体どこのジムも同じような感じだと思って下さい。
会員の割合。
どのジムも会員の40%くらいは女性。
しかも30代以上の年配の女性もかなり多いです。
キッズも沢山います。
バチバチ本気でやる男性は実は少数派なんですね。
(これは選手志望の人にとっては残念な話で、多分どのジムでも選手志望の人は練習相手がもっと欲しいと思う事が多いと思います。特に地方のジムでは)
スパーリングなどの対人練習。
スパーリングは基本的に希望者のみ。
後、サンドバッグを叩いたり、シャドーを見るとその人の実力って大体分かるので、スパーリングがまだ無理だと思われる人は、スパーリングに誘われすらしませんので安心して下さい(笑)
試合は強制じゃないです。
ケガをする割合。
15年以上格闘技のジムを見てきて、ケガの話は自分も含めて4回です。
- 自分はスパーリングで肋軟骨というあばら骨の近くにひびが入った事があります。(これは僕が当時から試合に出ていた為です。試合に出ない人には起こり得ません)
- プロ選手がスパーリングをしていて顎を骨折した事がありました。(これは重傷で半年間くらいは戦線離脱していたと記憶しています)
- 40代の女性が一人で転んで足の指にひびが入った事があります。(キックのジムですが、ケガをしてもジムに来ておりパンチだけで運動してました)
- 40代の男性が突然肉離れになって2週間ほど練習を休んでいたのは見た事があります。(自分の練習はしないですが、誰かのミットを持ったりはしていました)
まあ、これくらいです。
基本的に気を付けて運動しますので、格闘技と言えどもあまりケガはしません。
ちなみに擦り傷や軽い打撲は、スパーリングをしたり試合に出たりするなら割とよくあると思います。
友人関係。
格闘技のジムに行くと友達は増えます。

自分も友達はめちゃめちゃ増えました!
ジムで一人で「サンドバッグを叩くだけ叩いて、会話もせず最短で帰る。笑顔も出さず、全く誰とも話さない姿勢を貫く」みたいな感じじゃ無い限り、普通に友達(少なくとも会話をする知り合い)はできますね。
ちなみに自分は老若男女問わず話をしたりするので、友人・知り合いは凄く増えました。
世話好きなおばちゃんや女性からは良くお菓子をもらっています。
この年になってバレンタインデーのチョコが増えましたw
ジムではバーベキューとか色々なイベントもあるので、参加すると人生が広がりますよ!
かかるお金。
格闘技のジムに入るとまず会費がかかります。
入会金が(あるジム、ないジムとありますが)大体1万円くらい。
月会費が8000円から12000円くらい。
基本的にこれらのお金は払わないとダメなランニングコストですね。
それ以外にはグローブやレガース(脛に当てる防具)、ヘッドギアなどを買うならその代金がかかります。
これらはジムで無料で貸し出したりしているので、必須ではないですが、自分のものがあった方がいいですね。
後は筋トレのジムじゃないですが、格闘技のジムに通う場合でもプロテインは飲んだ方が良いです。絶対。
練習終わった後に飲むくらいはマストなので(というか習慣的にジムに通うならプロテインは毎日飲むべき)、プロテインは買いましょう。
1キロが大体3000円から5000円くらいで、1日1~2回プロテインを飲むなら1キロで1ヶ月くらい持ちます。
格闘技のジムに通うならこれくらいの費用がかかりますね。
大体、他のフィットネス系のジムと同じような感じだと思います。
だから勇気を出して欲しい。

ここまで読んで貰えたら、格闘技のジムに関しても心理的ハードルも大分下がったのではないでしょうか。
ぶっちゃけた話、格闘技のジムと言っても怖くもなんともないし、むしろ楽しくて友達も出来ます。
(おまけで強くなれる)
多分ですが、ブラック部活とかそういう集団の方が格闘技のジムよりもよほど怖くて生産性が無いでしょう。
「格闘技」という殴り合い、壊し合いのイメージがあるのでちょっとドキドキしちゃうのはわかりますが、勇気を出して格闘技のジムの門を叩いてみましょう。
一瞬の勇気で人生がきっといい方に動くはず。
(むしろ、入会するのに勇気なんて要らないです)
格闘技のジムが怖い時の具体的な対策をちょっと。

格闘技のジムについて正直に、赤裸々に書いてきたましたが、それでも「格闘技のジムのには行ってみたいけど怖い!」という人の為に具体的な対策をお伝えします。
それはジムが開いた直後の時間に行ってみましょう!という事です。
つまり営業時間が15時から23時のジムがあれば15時に。
営業時間が17時から22時なら17時に行きましょう。
オープン直後の時間は空いていて、初心者の人でも気兼ねなく練習できます。(というか、何時でも誰でも初心者でも気兼ねなく練習していいのですが)
周りでスパーリングをしたり、超激しくサンドバッグを叩いている人が沢山いる状態というのが怖いと思ってしまうなら、空いている時間に行きましょう!
1回でもジムに行ってしまえば、大分雰囲気が分かりますので、心理的ハードルもかなり下がり次からは普通の時間帯に行く事も全然出来るようになると思います。
この記事のまとめ。
格闘技のジムが怖いと思われてしまうのも理解できるところです。
でも、冷静に考えてみると人間は未知のものは何でも怖く感じますので、格闘技だけが特別ではありません。
格闘技のジムと言っても会員の大半はフィットネス目的で、ガチでやってる怖い人なんてあんまりいません。
むしろガチでやってる人達は優しいです。
きっと人生の大きな宝になりますので、ぜひ格闘技のジムの門を叩いてみて下さい。
今回の内容は以上です。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。