損保の内情が気になりませんか?
ここでは損保に就職して後悔する事が無いように、元損保社員の僕が実態を超正直に語ります。
損保に就職・転職しようかと悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい。

まず、要点をまとめます。
- 損保は残業が多い。
- 休日出勤もまあ結構ある。
- 営業協力もある。
- 体育会系体質で考えが古い。
- 飲み会が多い。
- お給料は大手なら結構いい。
- 大手なら福利厚生もいい。
- 転勤は多い。
- スキルは身につかない。
- 人格が優れた人は少ない。嫌な奴が多い。
- ただ、それでも同期との繋がりはあった気がする。
損保はおススメ出来るか?個人的には「やめとけ」

まず、個人的な意見を述べておきます。
損保に就職すると後悔する人が多いと思いますので、おススメ出来ません。
他の会社や業界から内定が出たのであれば、そちらに行くのが無難でしょう。
それは損保がブラックな業界だから。
残業が多く、営業協力があり、人格的に尊敬できない人が多い業界です。
部署にもよりますが転勤が多く、相手にする客も頭が悪い層が多く、ストレスが大きい。
一生懸命やっても感謝される事はあまりありませんし、スキルも身に付きません。
ですので、損保はマジでおススメしません。

おススメしませーん。
ただ、損保はお給料と福利厚生は(大手なら)充実しているので、その点は大きなメリットですね。
しかし、こちらが支払う代償の対価として考えると決して大きいとは言えないと思いますが。
もちろん、もっとド底辺のブラック企業も存在するでしょう。

下を見ればキリがない。
それでも損保はおススメしません。
もし収入が多い職を得たいなら
- 損保以外の高給な業界を目指す
- ホワイトな企業で副業する
等の道を選んだ方がいいでしょう。
ですので、結論繰り返しですが損保に就職すると後悔するでしょうからおススメしません。
損保の残業・休日出勤は多い。

損保は残業が多く、休日出勤が多い業界です。
なぜなら保険金を支払う場面はいつ起こるか分からず、社員にとって都合の悪いタイミングでもどんどん業務が発生するから。
(例:「定時の5分前にも保険支払い請求がきた」「明日から休みなのに大きな案件が午後に入った」)

もちろん、どの会社・部署なのかにもよりますが…
また保険の営業は代理店営業であり、やっかいな人種(が多い)を相手にしなければならない性質上、どうしても残業や休日出勤が増えるというのも、構造的な理由。
定時が9時から17時なのですが、僕のいた会社の場合、総合職は朝8時に出社したのでは「遅い」と言われます。
その部署にもよるとは思いますが、意味の分からない理屈を主張する上司が多く、7時代の出社がマストな文化でした。

これも時間外労働=残業。
17時に終業が原則なのですが、17時に帰れる気配ではありません。
17時が終業なのに、「ノー残業デーは18時退社」を労組が呼びかける始末。←1時間残業してるじゃん!
職場の労働環境改善の打ち合わせ等でも20時退社が一つの目安になってます。
というか20時以前の退社は相当早い部類であって「異端児」扱いされます。
損保の退社時間ランキング表(僕の独断ですが、かなり当たってます) | |
17時退社 | 女性地域職でも気まずいレベル。 |
18時退社 | 仕事やる気あるのか?と聞かれるレベル。 |
19時退社 | 早い! |
20時退社 | この時間の退社を目指したいと労組や会社が推す。(実際は無理) |
21時退社 | 総合職の割りと早め。地域社員のスタンダード。 |
22時退社 | 総合職のスタンダード。 |
23時退社 | 遅い。 |
24時退社 | 遅いが人によってはたまにある。 |

え?昭和ですか?

残念ながら平成の出来事です。今は令和ですが。
損保は営業協力があるから強制的に何か買わされる。

損保がブラックな理由には「営業協力が多い」というのも大きいと思います。
損保というのは、自社の保険を「代理店に売ってもらう」というシステムをとっています。
代理店には色々あり、保険専門の代理店もあるのですが、車を売るディーラーだったり、食品の会社だったり、スーツの会社だったり、様々です。
要は多くの損保代理店は副業として保険の代理店をしているのです。
その代理店が損保にこう要求してくる↓
「お前らの保険を俺たちが売っているんだ。俺達の本業の商品を買ってくれ」と。
こういう背景があり、損保(特に営業部門)は買いたくもない商品を買わなければならない機会が多いです。
これが営業協力。
最も顕著なのが車。
損保の営業部門の社員は車の車検を受けない事で有名です。
(車を新車で買って3年以内にまた買い替えているという事)
車以外にも、
- ビジネススーツ
- クレジットカード
- ラーメン
- ケーキ
- 銀行の口座開設
- etc…
と、色々なものを僕も買わされました。
僕なんかマシな方で、会社の僕の同期は月給手取り20万円の内17万円を営業協力に使っていたという人がいましたよ。

働くのが馬鹿らしくなるね。
損保は体育会系で考えが古いジジイやオッサンが多い。

損保業界は体育会系です。
体育会系の組織というのは自浄作用が全く働きません。
- 先輩がやっていることは理屈抜きで正しい。
- 暴力は愛情。
- 出来なければ根性がない。
- 給料や休日は会社から恵んでもらうもの。
- 年寄りが正しい。
そういう考えに支配された人が多いです。
例えば転勤の際に、必ず休暇が3日ほどもらえるのですが、それを使わせないのが美徳という風な風潮がありました。
僕はその申請をしましたが、圧力をかけられて止められました。
当時の部長が湯浅さんという人だったのですが、その人を筆頭にいろいろ言われましたね…
また、僕が四国にいた際は澤井という課長が居たのですが、年上の部下には何も言えないくせに、年下の僕には思い込みで何かいつも小言を言ってくる小心者でした。
意味もなく説教につかまり、23時まで監禁されたこともあります。
体育会系の組織は本当に理不尽ですし、その人たちも最初は真人間だったとは思うのですが、やはり朱に交われば赤くなります。
まじで損保は体育会系でクソなので、やめた方がいいです。
損保は飲み会が多い。
損保業界は飲み会が多い職場です。
会社によって多少の差はあるでしょうが、全体として飲み会は多い。
特に営業部門の場合は「週2回の飲み会」だと少ないイメージです。
週2回、行きたくもないつまらない飲み会がある。
しかも仕事で遅くまで残業させられた後ですよ?
更に飲み会では、尊敬できないアホ上司や横柄なオヤジ世代の社員などにお酌して説教される。

ちなみに僕は近藤という男に暴力まで振るわれました。
ちなみに僕の同期には「飲み会が毎日あるから、毎日家に帰らないでホテルに泊まってる」という人がいました。
飲み会のせいで毎日自腹でホテルに泊まってるって流石に「バカなのか?」と思うレベルですよね…(汗)
損保はお給料と福利厚生はいい。

損保はお給料と福利厚生は結構良いです。
(これは僕がいた会社が大手だったからかも知れませんが…)
僕は家賃7万円の2LDKのマンションに月数千円を天引きされるだけで住んでいました。
国民年金と厚生年金の上に上乗せされる第三の年金である企業年金もしっかりありますし、その上さらに確定拠出型年金企業型もしっかりついてきます。
雀の涙ですが、外出手当のようなものもあります。
お給料は新卒で僕が入社した年の源泉徴収票が350万円でした。
これは4月から12月のお給料の合計という事なので9か月分。

新卒なのに多いですよね。
僕が会社を辞めた年の前年の源泉徴収票は720万円でした。
本当のエリートが行くような会社と比べたら落ちますが、それでも20代後半ではもらえている方なのではないでしょうか。
ただ、個人的にはこれが損保で奪われるものの代償と考えたら安いと思っています。
一方で損保の体質が気にならない、自分には合うという人がいれば、かなり素晴らしい待遇とも言えるでしょう。
損保は転勤が多い。
損保は転勤が多いです。
人にもよりますが僕は6年間勤務して3回住所を変えました。
これは雇用契約書にも書いてある事なので仕方ありませんが、結構つらいものはありますね…

見方によっては色々な土地が知れて見分が広がるとも言えます。
損保はスキルは身につかない。

損保はスキルは身に付きません。
損保は業界大手とかじゃなくても、基本的には大きい会社しか出来ない事業なので大企業です。
大企業では仕事がマニュアル・ルーティン化され誰でもできるように加工されるから損保ではスキルは身に付きません。
僕は保険金支払いの部署にいましたが、もちろんそこでの業務知識で得たものは多いですが、転職で役立つようなものはありません。
営業に関しても、損保は間接営業である為つぶしが効かない。
もちろん、同業他社だとある程度通用するスキルみたいなものは身に付きますし、得られるものが皆無だとも言いません。
それでも、ITスキルなどのつぶしの効くスキルの方が魅力的だと言えます。
損保は人格が優れていない嫌な奴が多い。
これは正直言って、僕が運に恵まれなかっただけかもしれませんが、損保は同僚や上司にも嫌な奴が多いです。
人間として未熟で、レベルが低い奴が多いです。
- ひたすら横柄な元陸上自衛隊のおっさん。
- 整備工場あがりでDQNな損害鑑定人。
- 元ラグビー部で僕に暴力をふるった近藤。
- 思い込みで人事評価を決める澤井。
- 誰に対しても喧嘩を売り続ける攻撃的おばさん。
- 感謝の気持ちがない仕事押し付け子育ておばさん。
などなど、今でも思い出すだけで嫌な気持ちになります。
年齢が高いからと言って、立派な人間だという事は無いんだといういい勉強になりました。
彼らが元々ゴミだったのか、損保という最悪の環境で性格が歪んでしまったのかは正直分かりません。
ただ、僕の目に映る彼らは酷いものでした。
一方で、仲良くなれた仲間がいるのも事実ですし、過半数は良くも悪くもない普通の人達だったのも事実です。
また、ほぼ同じ年齢で同じ年度に入社した同期は、上の世代ほどおかしい奴は少なかったとも思いますし、今でもSNSでつながっている仲間と呼べる存在もいます。
悪の要素が強烈すぎて、僕の記憶の中で印象が強くなりすぎている感も否定はしません。
それでも最悪でしたけどね…
今回の内容は以上です。

あんまり気分の良くない記事でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!
この記事を読んだ人からメールが来ました。
2021年1月にこの記事を読んだ同じ会社だった方から自分までメールが来ました。
本名や配属先を伏字にして公開します。
私は○○と申しまして、田村さんの後に○○に配属されました。
澤井さんから日常的にパワハラを受けていました。
また、かなり頻繁に澤井さんは田村さんや奥様の悪口を組織内で言っていました。
このメールに出てくる澤井という人物は非常に人格が歪んでいました。
損保がクソだと心から思うのはこういう人物が多いからだと思います。
もしこれでも損保に就職する人がいるなら、スマホなどで何かの場面を録音し公開したり、それをネタに慰謝料を求める裁判などを起こしたりする準備はしておいた方が良いでしょう。
もちろん、人に恵まれてそんな必要なくなる場合もあるとは思いますが、念の為戦う準備はしておいた方が良いです。
当時の自分は人を信用し過ぎていて、それが出来ませんでした。
自分は人間関係という面では恵まれなかったのかも知れませんし、中には損保に向いている人もいると思います。
なので、自分のいう事が全て絶対正しいとは言いませんが、それでも僕は損保はおススメしません。