本記事はWordPressのディスカッション設定について述べていきます。
記事につくコメントについてのルールを決めるディスカッション設定ですが、おススメの設定について画像付きで解説していきます。
WordPressブログを立ち上げたばかりの初心者の方は是非参考にしてみて下さい。

最初に僕のおすすめの設定を述べておきます。(あくまで一例です)
僕は
- 新しい投稿へのコメントを許可
- コメントを5階層までのスレッド (入れ子) 形式にする
- すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする
にチェックをいれています。

詳しい説明は本文でするから、本文も読んでね~
WordPressのディスカッション設定はコメントについてのルールを決める。
WordPressのディスカッション設定は主に記事に対してのコメントについて設定する場所です。
- 記事に対してのコメントを許可するのかどうか。
- ピンバックを許可するか。
- コメントが来たらメールで通知するか。
- ブラックリスト登録。
というような事を設定します。
ブログが育ってくるとコメントもどんどん来るものなので、しっかり設定しておきましょう!
デフォルトの投稿設定
WordPressの左側のメニュー一覧から「設定」→「ディスカッション」と進んだ画面でディスカッション設定をやっていきます。

順番に解説していきます。
まず、「デフォルトの投稿設定」から。

こちらで設定できるのが
- 投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる
- 新しい投稿に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける
- 新しい投稿へのコメントを許可
の3点です。
結論的にはここでは「新しい投稿へのコメントを許可」にだけチェックを入れておけば良いと思います。
個別の項目について説明していきます↓
投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる
自分のブログから他人のブログへのピンバックを送る許可をするかどうかを決める設定です。
ピンバックを許可する場合はチェックを入れましょう。
ピンバックというのは端的に言うと「リンクを貼ったお知らせ」です。
例えば、僕のブログでピンバックが許可されていた場合、僕のブログからAさんのブログにリンクを貼ると、自動的にAさんのコメント欄に僕のブログから通知が行きます。
これがピンバックで、Aさんがピンバックを承認するとAさんのブログから僕のブログにもリンクが貼られます。
ピンバックにはもちろんメリットもあるのですが、相手が承認しないとダメですし、ウザがれる場合もあるので、僕は2022年2月現在は使用していません。
新しい投稿に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける
他のブログからのピンバックを受け付けるかどうかですね。
基本は受け付けない設定でいいでしょう。
ピンバックを受け付けると(時と場合によりますが)、かなり多くのピンバックが飛んできて承認・否認の作業が面倒ですので…
新しい投稿へのコメントを許可
自分のブログへのコメントを許可するかどうかの設定です。
「許可しない」にしたら、スパムコメントも来ませんし管理は楽になります。
許可したら、自分のブログにコメントが書かれるようになりますので管理の手間はかかりますが、読者交流の場も生まれますし、SEO効果がある場合もあります。
僕はブログへのコメントは許可しています。
なお、ブログへのコメントを許可したら、ディスカッション設定やAkismet、All In One WP Securityというようなプラグインでスパム対策をする必要があります。
他のコメント設定
次に「他のコメント設定」をやっていきましょう。
結論的には「古いコメントを各ページのトップに表示する」と設定しておけば、後はほぼチェックを入れる必要はないでしょう。

コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする
これにチェックを入れると、自分のブログにコメントをする人が名前とメールアドレスの入力をしないとコメント出来なくなります。
メールアドレスと名前を入力するとスパムコメント等を投稿しにくくなる効果がありますが、適当なアドレスと名前を入れてもOKなので、そこまで高い効果がある訳じゃないです。
ちゃんとしたコメントをしようとしている人の手間にもなってしまうと考え、僕はこの欄にチェックは入れていません。
ユーザー登録してログインしたユーザーのみコメントをつけられるようにする
これはWordPressのユーザーとして登録して、WordPressにIDとパスワードを入れてログインした人だけがコメントできるようにする機能です。
チェックを入れてしまうと、一般の読者はコメントできなくなってしまいますので、チェックを入れるのは限定的な場面でしょう。
僕はチェックを入れていません。
○○日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる
これは読んだままの意味で、ある程度以上の時間が経過した記事にコメント出来なくする機能です。
好みの日数を入力し、チェックを入れて使用します。
こちらも使用するのは限定的な場面でしょう。
コメント投稿者が Cookie を保存できるようにする、Cookie オプトイン用チェックボックスを表示します
こちらは画像で説明した方が分かりやすいので、下記画像をご覧ください↓

これは記事下のコメント入力欄のキャプチャなのですが、赤く示した部分に「次回のコメントで使用するためにブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。」というチェック欄があります。
このチェック欄の表示・非表示を選べるという訳。
これは他の設定との兼ね合いもありますので人による部分でしょうが、僕はチェックを入れずに非表示にしています。
コメントを〇階層までのスレッド (入れ子) 形式にする
ここにチェックを入れると、コメントをスレッド形式にできます。
(何階層にするかも自分で選べます)
好みでチェックをいれましょう。
1ページあたり〇件のコメントを含む複数ページに分割し、 最後(か最初)のページをデフォルトで表示する
コメントがめちゃめちゃ多くなると、コメントの表示を分割した方が記事の読み込みスピードも速くなるでしょう。
ですので、コメントが数百、数千とつくような場合はチェックを入れるべきでしょうね。
僕の場合はまだ、そこまでのコメントの数は来ていないのでここのチェックはオフにしています。
古い(か新しい)コメントを各ページのトップに表示する
記事に来たコメントを
- 上から古い順に並べる
- 上から新しい順に並べる
を選択できます。
好みでいい部分ですが、僕は上から古い順にコメントが表示されるようにしています。
日本の場合はコメントは上から古い順に表示される事が多いので、それに合わせています。
自分宛のメール通知
「自分宛のメール通知」ですが、ここはWordPressに登録したメールアドレスにコメント関係の通知を飛ばすかどうかを設定する欄です。

「コメントが投稿されたとき」にチェックを入れると、コメントが投稿された時にメールが来ます。
「コメントがモデレーションのために保留されたとき」にチェックを入れると、スパムだったり誹謗中傷のようなコメントが来て、それが公開される前に保留になった時に通知が来ます。
僕は両方ともオフにしています。
メールで通知が来なくてもWordPressに頻繁にログインしていますし、自分のところに来るメールを減らしたい為です。
コメント表示条件
「コメント表示条件」について説明していきます↓

ここでの設定は2項目です↓
- コメントの手動承認を必須にする
- すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする
①にチェックを入れると、全てのコメントを手動で承認しなくてはいけなくなります。
②はそのままの意味で、一度コメントした人は2回目以降は自動で承認されるという事。
僕は全体のバランスを考えて②だけにチェックを入れています。
セキュリティを高めたいなら①にチェックを入れるのもアリですので、好みでどうぞ。
コメントモデレーション
リンクを含んでいるコメントの公開を保留にする機能です。
いくつ以上のリンクを含んでいるコメントを保留にするか、選択する事が出来ます。
スパムコメントの多くはリンクが含まれているので、スパム対策として有効。
コメント内で許可されないキーワード
コメントの本文だけでなく、メールアドレス、投稿者名、IPアドレス、URLなどを対象に、特定の言葉を指定して、その言葉が入っているコメントを遮断する機能です。

ふざけた事を言ってきた奴はこの機能を使って遮断しよう。
うざいコメントの予防法を紹介!
ディスカッション設定ではないのですが、最後にうざいコメントを予防し、数を減らすテクニックをお伝えしておきます。
やり方は簡単でサイドバーの目立つ部分に赤字で
「誹謗中傷やマナー違反のコメントについてはIPアドレスから犯人を特定し、法的手段を検討しますのでご注意ください。」
という旨の文章を書いておくと良いです。
全てのアホなコメントを防げる訳ではありませんが、一定の効果はありますよ。
今回の内容は以上です。

最後までお読み頂きありがとうございます!