エックスサーバーでサブディレクトリを作る方法が分からなくても大丈夫!
この記事ではエックスサーバーでサブディレクトリを作り、そこにWordPressをインストールする方法を解説していきます。
この記事を読みながらサブディレクトリを作ってみて下さいね!

いや、エックスサーバーのサーバー管理画面に「サブディレクトリ」っていう項目が無いんだけど…

それ僕も思った!でもやり方は簡単だから大丈夫!
という事で内容に入っていきますね!
エックスサーバーでサブディレクトリを作る方法を解説!
という事で、まずはサブディレクトリをエックスサーバーで作る方法を解説していきます。
【1】まずはエックスサーバーでサーバー管理画面にログインします。
そこで「WordPress簡単インストール」をクリック。

【2】サブディレクトリを作成するドメインを一覧から選択し「選択する」をクリック。

【3】サブディレクトリの設定画面になりますので、必要事項を入力していきます。

まず、上の「WordPressをインストール」のタブを選択します。
①にはWordPressをインストールするサブディレクトリのURL(「メインドメイン/〇〇〇」の〇〇〇の部分)を入力します。
②にはサブディレクトリのブログ名を入れます。
③と④にはサブディレクトリのWordPressにログインする時のユーザー名とパスワードを入力します。
(メインドメインでWordPressを使用している場合でサブディレクトリにもWordPressを入れる場合は、もう一つ別のWordPressが入る事になりログイン画面もメインドメインのWordPressとは別になります)
⑤はサブディレクトリのWordPressに登録するメールアドレスを入れます。

あくまで僕の場合ですが、③④⑤は大体メインドメインと同じにします。
②のブログ名はメインドメインとは毎回変えていますね。
必要事項を入力し終えたら「確認画面へ進む」をクリック。
【4】確認画面になりますので、入力した内容が間違っていないか確認します。
大丈夫なら「インストールする」をクリックして進みましょう。

【5】サブディレクトリにWordPressがインストールされました。

ちなみにこの確認画面で表示される項目は、全てメモしておく事を強くお勧めします。
特にユーザー名、パスワード、MySQLデータベース名、MySQLユーザー名、MySQLパスワードは重要。
また、管理画面URLもブックマークしておくと便利です。

自分はパスワード・MySQLパスワードを表示して、この画面を毎回写メしてます。
【6】サブディレクトリを作ってWordPressをインストールしたら、初期設定を行う必要があります。
下記記事のブログの設定に関する部分を参考にしながら初期設定をしていきましょう!
WordPressブログの始め方から稼ぎ方まで解説!【初心者でも分かるように】
次章ではサブディレクトリとサブドメインについて掘り下げて説明していきます。
サブディレクトリとは?サブドメインとの違いは?
サブディレクトリとサブドメイン
教科書的説明。
先ほどまでエックスサーバーでサブディレクトリを作りWordPressをインストールする方法について述べてきました。
そして、サブディレクトリとよく一緒に話題になるのがサブドメインです。
まずはサブディレクトリとサブドメインの辞書的な説明を確認しましょう!
以下、IT用語辞典e-Words様からの引用です。
サブディレクトリとは、あるディレクトリの内部に含まれる別のディレクトリのこと。通常は直接含まれるもの(子ディレクトリ)のみを指すが、二階層(孫ディレクトリ)より下に含まれるすべてのディレクトリを含む場合もある。
引用元:IT用語辞典e-Words サブディレクトリ
サブドメインとは、インターネット上のあるドメイン名の配下に設けられた別のドメイン。
引用元:IT用語辞典e-Words サブドメイン

なんのこっちゃ?
正直、サブディレクトリとサブドメインの辞書的な説明を見ても、初見で理解できる人は少ないでしょう。
ですので、次で僕の理解も含めてもう少し分かりやすく、ざっくり説明します。
噛み砕いた説明。
まず、サブディレクトリとサブドメインの見た目を確認しましょう。
サブディレクトリ
https://jimbee.jp/example/
サブドメイン
https://example.jimbee.jp/
「jimbee.jp」の部分をメインドメインと呼びます。
その後ろに「/」で区切られて出来るのがサブディレクトリ。
メインドメインの前に「.」で区切られて出来るのがサブドメインです。
サブディレクトリもサブドメインもメインドメインと非常に関係が強いですが、サブディレクトリの方がよりメインドメインと近く、サブドメインは少し遠い存在です。
例えるならサブディレクトリは「メインドメインと同じ建物の中の別の部屋同士。」
サブドメインは「メインドメインと同じ敷地内にある建物同士」くらいのイメージでしょう。

メインドメインで料金を払っていれば、サブドメインとサブディレクトリについては新たに料金を払う必要が無いので、微妙に節約になるのはちょっと嬉しいですね。
サブディレクトリとサブドメインについては、まずはこんな感じで理解しておきましょう。
サブディレクトリとサブドメインをどのように使い分けるべき?
教科書的なこと。
サブディレクトリとサブドメインをどのように使い分けるべきかについて説明します。
まず覚えておきたいのが下記事項。
サブディレクトリ | メインドメインのパワーを引き継ぎ、関連性も非常に高い。 メインドメインの一部なので、メインドメインがアドセンスや各ASPの審査に通過していれば、サブディレクトリでも普通に広告が使える。 サブディレクトリからメインドメインへのリンクは内部リンク扱い。 |
サブドメイン | メインドメインのパワーも少しはもらえるがサブディレクトリ程ではない。 メインドメインとは別のドメインなので、アドセンスや各ASPの審査はまた受ける必要がある。 サブドメインからメインドメインへのリンクは内部リンク扱い。 |

これを踏まえた上で端的に述べてきます。
まず、メインドメインで運用しているブログとはまったく別の本当に関係ないブログやサイトを新たに作る場合は、別の新規ドメインを使いましょう。
メインドメインで運用しているブログと関連性が強い内容で、メインドメインのキャラクターとかデザインとかブランディングも共通にしたい場合はサブディレクトリを使うのがオーソドックスです。
メインドメインで運用しているブログとは関連性が薄いけど、メインドメインのキャラやデザイン、ブランディング等は共通にしたい場合などはサブドメインが良いでしょう。
ぶっちゃけた話。
Googleとしてはサブディレクトリとサブドメインはあまり区別していないらしいです。
以下、Web担様からの抜粋で2015年のグーグルのジョン・ミューラー氏の発言の日本語訳。
私たちの見解では、サブドメインもサブディレクトリも本質的には同等だ。サブドメインでいろいろなことができるし、サブディレクトリでもいろいろなことができる。
どちらが良いかは、利用しているシステムでどちらが扱いやすいかに依る。したがって私たちの立場からすれば、どちらにするかは基本的にあなた次第だ。
メインサイトのサブディレクトリにブログを置きたいというならそれもいいし、サブドメインに置きたいというならそれもいい。もし別のドメイン名を使いたいならそれだってありだ。
こうしたすべてのやり方が原則的に可能だから、魔法みたいな効果があってどれか1つがものすごく優れていると私が言うことはない。
引用元:Web担 「サブドメイン vs. サブディレクトリ」に対するグーグルの見解
つまり、Google的にはサブドメインかサブディレクトリか、はてまた全く別の新規ドメインかという事はそこまで重視していないって事ですね。
要は「好きにしろ」って事にも取れます。

ここから先は完全に僕の見解です。
- まず教科書的なサブディレクトリ・サブドメインの使い方は抑える。
- その上でサブディレクトリ・サブドメインの好きな方を使えば良い!
これが僕の見解です。
ただ、自分の例や知り合いのケースで言うとサブディレクトリの方がメインドメインのパワーを活かせるというのは多分真実。
なので、メインドメインが育っていて、新しいブログでもその恩恵にあやかりたい場合はサブディレクトリを使っちゃえばいいでしょう。
でも、ドメインの専門性の事を考えるとメインドメインとサブディレクトリのテーマはあまりにもかけ離れた事にしない方が無難。
サブディレクトリに入れる記事を数記事だけにして、メインドメインの専門性の純度をあまり落とさないようにするとか。
そもそもメインドメインが雑記ブログならサブディレクトリにどんなジャンルのブログを作ってもOKという風にも取れますし。
ただ、そういう事をする以上アップデートなどで被弾するリスクは上がるという事は理解しておくべき。
(ブログを教科書的に、忠実に運営していても被弾する時は被弾するというのも理解しておくべきですが(涙))
もちろんサブドメインだって、全くゼロからのドメインのパワーじゃないですから(メインドメインから多少はパワーをもらえますから)有効活用していくのは全然ありです。
さっきも言いましたが、サブドメインなら新たにドメイン代かかりませんしね。(サブディレクトリもですが)
「いちいち考えるのがめんどくさい」という人は最初から既存のドメインとは別のドメインでやるべき。
新規ドメインでも良いし、強力な中古ドメインを買うのでも良いです。
という感じで、判断してみるのが良いのではないでしょうか。
サブディレクトリとサブドメインの実践的な事。
Googleサーチコンソール
サブディレクトリを使用した場合、Googleサーチコンソールはメインドメインと共通です。
ですので、メインドメインでGoogleサーチコンソールを使用している場合、サブディレクトリはGoogleサーチコンソールをメインドメインと共有します。
サブドメインはメインドメインとは別のドメインの扱いになります。
ですので、サブドメインはメインドメインと同じGoogleサーチコンソールを共有は出来ません。
新たにサブドメインで、メインドメインとは別でGoogleサーチコンソールに登録する必要があります。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスについてですが、サブディレクトリでもサブドメインでも、別々のプロパティとして管理する事も可能ですし、メインドメインと一緒のプロパティとして管理する事も可能です。
メインドメインと同じトラッキングコードをサブディレクトリのブログに貼り付けておけば、サブディレクトリとメインドメインでGoogleアナリティクスを共有できます。
トラッキングコードを別にすれば、メインドメインとサブディレクトリのアナリティクスは別々となります。
これはサブドメインでも同様です。
自分の運営スタイルにあった方を選択しましょう。
一部のプラグインについて。
EWWW Image Optimizer
EWWW Image Optimizerは画像をWebP変換する際にhtaccessファイルにコードを追記する必要があります。
しかし、エックスサーバーのサーバー管理画面でアクセスできるhtaccessファイルはメインドメインのものになり、サブドメインやサブディレクトリのhtaccessファイルを編集したい場合はファイルマネージャーかFTPソフトを使用する事になります。

トップ > メインドメイン > public_html の中にサブディレクトリ名やサブドメイン名のファイルがあるので、その中のhtaccessファイルを編集しましょう。
【速度が神UP】EWWW Image Optimizerの設定方法を解説!【WebPを今すぐ導入すべき】
All In One WP Security
またAll In One WP Securityについては設定していくとhtaccessファイルにどんどん勝手に追記されていくプラグインです。
当然ですがサブディレクトリでAll In One WP Securityを使用した場合、サブディレクトリのhtaccessファイルに追記されていき、メインドメインのhtaccessファイルとは関係ないです。
これはサブドメインでも同様です。
僕は初めての時、「サブディレクトリでAll In One WP Securityを使った場合、メインドメインのhtaccessファイルが更に追記されてしまって、滅茶苦茶になって機能しなくなるのでは?」と心配してしまったものです。
ただ、そんな事はありません。
All In One WP Securityについては自動的に正しいhtaccessファイルに適切な追記がされていきます。
All In One WP Security(プラグイン)の設定方法と使い方を解説!
サブディレクトリを削除する方法。
サブディレクトリを削除したくなったら、エックスサーバーのサーバー管理画面で「WordPress簡単インストール」の画面で削除できます。
サブディレクトリに入れているのがWordPressだけの場合なら、そのWordPressを削除すればサブディレクトリの削除がほぼ出来るという訳です。
注意点としては必ず「サブディレクトリにインストールした方のWordPressを削除する」という事です。
メインドメインにもWordPressを入れている場合、間違ってそちらを削除してしまわないように…

これからも使う方のWordPressを削除しないように注意!

ちなみにWordPressを削除した後でも、FTPソフトやファイルマネージャーで確認するとサブディレクトリのフォルダが残っています。
(場所は「設定対象のドメイン」→「public_html」です)

ほぼほぼ空だとは思いますが、気になる方は消してもOKです。
まとめ。
以上、エックスサーバーでサブディレクトリを作りWordPressをインストールする方法からのサブディレクトリ、サブドメインについての解説でした。
個人的な経験で言うと、サブディレクトリやサブドメインを使用する時はどちらがいいのか悩んでしまうかも知れません。
ただ、形式より中身が大事だとGoogleも言っていますし、中の記事が良質ならちゃんと評価してもらえるし、最悪サブディレクトリからサブドメインへの引っ越しや、全く別のドメインへの引っ越しも可能です。
ですので、ある程度の基礎情報を頭に入れたらとりあえずやってみるのが吉ですね。
後、この記事に書いてある事がよく分からないという人はサブディレクトリやサブドメインを利用するのはまだ止めておきましょう。
今回の内容は以上です。

最後までお読み頂きありがとうございます。